レシートのデータを送るサービスはプライバシー的に大丈夫?


個人名とレシートのデータが結びつくことはない

近年、買い物をしたときに受け取ったレシートをスキャンし、そのデータを送ることでお金をもらえるといったサービスがあります。こうしたサービスはアンケート会社が主に運営していますが、安全と言えるのでしょうか。まず、レシートを送ることで一番不安なのはプライバシーの漏洩でしょう。例えば、薬や生理用品などの品目が記載されているレシートと個人名が結びつくのは嫌だと考えている人が多いはずです。実際のところ、名前とレシートが結びついたデータを使われることはありません。三十代男性、四十代女性といった風に処理されるからです。

すべてのレシートを送る必要はない

また、もらったレシートのデータはすべて送らなければならないわけではありません。例えば、一日何枚までと上限が決まっており、ユーザーが自分で送ってもいいレシートを選別することが可能なのです。したがって、薬や生理用品などではなく、食べ物や飲み物だけのレシートを送れば問題ないでしょう。もし、やっぱりレシートのデータを送るのはプライバシー的に怖いというのであれば、送るのをやめれば済みますし、やめたからといってペナルティを受けることもないです。

レシートのデータはどのような目的で使われる?

では、送ったレシートのデータはどのように使われるのでしょうか。これは基本的に消費傾向の把握でしょう。例えば、ビールを購入した人は一緒にこの食品を買うことが多いと分かれば、その食品を「酒のおつまみ」としてアピールすることで、さらに売り上げを伸ばせるかもしれません。また、女性に人気のあるビール、男性に人気のあるビールが分かれば、それに応じてコマーシャルに起用するタレントを決めることができます。

機密文書とは、社内外に秘密にしておきたい重要な情報(企業秘密や営業秘密)が記載された文書のことです。例えば、極秘文書、部外秘文書、社外秘文書などがあります。